みなさん、こんにちは! 現役エンジニアの”ます”です。 効率的な学習方法についてまとめています。 今、勉強している人、成長したい人にオススメの記事です。
勉強、してますか?
社会人の方の1日の勉強時間って平均で6分ってみなさんも聞いたことはありませんか? これ、ほとんどやってない人の方が多い6分という短さになっているのです。
つまり、社会に出てからこそ差をつけるチャンス。
しかし、ただ勉強するだけでは同じく勉強する人に追いつくことができません。 さらに勉強時間を確保している方のみで平均時間を出すと160分までに上がるようです。 そこで、僕は短時間で身に付きやすくするための勉強法の勉強をしました。 今回の記事で参考にしているのはメンタリストDaiGoさんの書籍、
最短の時間で最大の成果を手に入れる 超効率勉強法 です。
本記事は実際に読んで僕が意外だったことや実践してみて効果があったことをまとめました。 この本の内容を使い始めたら、もう今までの勉強法には戻れません。 それほどまでに気持ちから行動、記憶力や効果まで変わってきます。
学生を始め、成長したい社会人の方や、転職を目指している方にも 読んでいただきたい記事になっています。
誰もがやっている間違った勉強法
まず驚いたのはあなた勉強法は間違っている。といったところです。 一般的に間違った認識をされている科学的には非効率な勉強法でした。
しかし、このどれもが学校で教わってきたこと。 以下の7つのうち、そのどれかはあなたも必ずやっていた勉強法だと思います。
- マーカーを引く
- 語呂合わせ
- テキストの要約
- テキストの再読
- 集中学習
- 自分の学習スタイルの成形
- 忘れる前の復習
※集中学習というのは、同じ教科、同じ分野を勉強することです。
この中でも特に忘れる前の復習なんかは驚きですね。 これらに対する正しい勉強方法は後ほど記載します。
もし、1つでもやっていることがあるなら最後までご覧ください。
効率を求めるならアクティブラーニング化せよ
本書で一貫して述べられているのがこのアクティブラーニングについてです。
そもそも、”本書” というのが間違っているかもしれませんね。 メンタリストDaiGoさんは多くの信頼できる論文から科学的根拠を用いて分かりやすくまとめてくださっているので、科学が認めた勉強法がこのアクティブラーニングになります。
アクティブラーニングとは?
では、アクティブラーニングとは何かを再確認しましょう。
今まで、僕たちが受けてきた学校での授業は勉強を「やらされる」形式でした。
先生が話すことをただただ聞くだけ。 教科書を読むだけ。
みなさんは勉強に対する義務感を持ってはいませんか? もし、勉強が好きでないのにやっている場合、モチベーションは湧かないし、効率も悪くさせてしまいます。
そこで、この義務感、やらされる感、受け身であるスタイルから積極的かつ能動的な勉強へと変えるのがアクティブラーニングです。
例えば、誰かに教えるだとか、身振り手振りを使ってみるだとかです。
では、実際にどんな方法を取って勉強をすればいいのか見ていきましょう。
想起のアクティブラーニング
想起のアクティブラーニングは思い付きや思い出しを促す方法になります。
本の中では3つ挙げられていて
- クイズ化
- 分散学習
- チャンク化
となります。
例えば、試験を想像してみてください。 試験は簡単な問題は少なく、ほとんどが応用問題だと思います。 このとき、予め習っていた公式を覚えていたとしてもどのタイミングでどの知識を思い出せばいいのか分かりません。 また、そもそも思い出すことすらできないかもしれません。
社会人であれば、なおさらです。 社会に出ると学校では習わなかった多くの課題に直面します。 そのとき、自分ができることは何か、必要なときに必要な知識が思いつければ効率がいいですよね。
想起のアクティブラーニングでは、この思い出す力と思い付く力を効率的に身に付けられます。
まずはこれをやってみてください。 あなたは教科書 (または実用書) を読みます。 2ページ、3ページと読み進めたところで教科書を閉じてください。
さて、何を学んだか覚えていますか?
教科書を開き文字や写真を見ながらであれば思い出せるかもしれません。
しかし、何もヒントがない状態で思い出すことって意外と難しいのです。 また、案外読んだつもりになっているだけでそもそも理解はしていなかったりします。
実際に学んだ知識は行動に移して使わなければ意味がありません。
そして、学生で言えば試験や社会人で言えば実際に起こりうる仕事の問題にたいして、持ちうる知識を応用する力が問われます。
では、まとめます。
学んだことをクイズ化をすることで、思い出す力を鍛えます。
同じ分野を連続して集中学習するのではなく、様々なジャンル、教科を分散学習することで、応用力を身に付けます。
バラバラな知識から共通点を見つけたりジャンル分けをすることで関連性から思い出す力、直観力を鍛えます。
具体的な実践方法はその他のアクティブラーニングについても理解をしてからまとめます。
再言語化のアクティブラーニング
続いて述べられているのは再言語化のアクティブラーニングです。
いわゆる アウトプット をすることで、自分の中に学んだことを落とし込んでいく方法です。
以下の3つの方法が挙げられています。
- 自己解説
- ティーチング・テクニック
- イメージング
これらはどれも暗記ではなく、理解へと繋がる方法です。
教科書や実用書は形式ばった言葉で書かれていることが多いです。 実際、同じような表現でまるまる暗記したところで、それをそのまま理解して問題を解いたり、行動に移したりするのは難しいのです。
そこで、自分流の言葉に変換します。
自分が良く使う言葉や経験にマッチさせることで、理解度は増し記憶力も向上します。
さらに、小学生でも分かるように説明するつもりで言語化するというのは効果的です。
また、もはや言語化でなくてもいいです。
脳内で状況や理解したことを明確なイメージができればいいですね。
例えば、最近僕が勉強している栄養学についてで説明するとこうです。 ほんの一部ですが、必須アミノ酸の摂取バランスについて勉強しました。
僕たち人間を作り、動かすエネルギー元となるたんぱく質。 そのたんぱく質は20種類のアミノ酸から作られています。 そのうち、11種類は体の中で作ることができ、9種類は自力で作ることが難しいのです。 自力で作ることが難しい9種類のアミノ酸は体外から必ず摂取しなくてはならないので必須アミノ酸っていいます。 この必須アミノ酸ですが、摂取のバランスが非常に大事なのです。 9種類の長さの違う縦長の板を思い浮かべてみてください。 その9枚を繋ぎ合わせてバケツを作ります。 そのバケツに溜める水が僕たちのエネルギーになります。 9枚の板のうち、1つでも短いのがあるとどうなりますか? 漏れだしちゃいますね。
このようにイメージ、言語化することで、 僕たちのエネルギーを溜めるためには必須アミノ酸9種がバランスよく摂取できていないといけないんだ。
ってことが記憶に定着しました。
少し長くなりましたが、 教えるつもりで、例えのイメージを用いながら自分なりの言葉に再言語化してみました。
まとめです。
学んでいることを自分流の言葉やイメージに変換してみます。
自分流の言葉に変換できたら、誰かに話してみましょう。
ここまで、読んでくれてありがとうございます。 アクティブラーニングの大切さ、その方法について学んできました。
自分にはどのような方法が合っているか、少し思い返してみてください。
また、効率の悪い勉強法をしていた方は、上記のようなアクティブラーニングにできるように少しだけ勉強法を変えてあげるだけでいいのです。 変えられそうなところはありましたか?
続いては、勉強前の下準備についてです。
やる気、モチベーションを高めたり記憶の定着を向上させたりするテクニックをご紹介します。
勉強は 勉強前から 始まっている
勉強の効率を上げるための準備の方法が7つ挙げられています。
- 自己超越目標を持つ
- 知っていることを書き出す
- 好奇心を刺激する
- 音楽を正しく使う
- 戦略的リソース利用法
- 自然の力で集中力を倍にする
- ピアプレッシャーでやる気を出す
これら7つについて、各項目のタイトルだけでは何をしていいか分からないかもしれません。
しかし、いたって簡単な下準備です。 しかも、これをするだけでモチベーションも保たれ、記憶の定着率も上がります。
やり方を知ってしまったらやらないともったいないです。 では、解説します。
自己超越目標とは?
あなたは何のために勉強しますか?
システムエンジニアになりたいからプログラミングを勉強する。 管理栄養士になりたいから栄養を学ぶ。
これではただの目標になってしまいます。
自己超越目標とは自分を超えたモノのための目標のことをいいます。
先ほどの例に少し付け足します。
システムエンジニアになって、便利なアプリを作って、人を笑顔にしたいから勉強する。
管理栄養士になって適切なタイミングで適切な食事を提供してスポーツ選手のサポートをするために勉強する。
なりたい自分のために勉強するのではなく、 なりたい自分が与える 誰か や、 何か のために
というのが自己超越目標になります。
対象は人でなくても構いません。
あまりに非現実的でなければ、多少大きく世界を変えるためでもいいかもしれませんね。
この自己超越目標は紙に書き出してスケジュール帳に挟むなどし、すぐに確認できるようにするのがオススメです。
自己超越目標があることで、今している行動の意味を見出せます。
また、他者への貢献、社会への貢献が自己肯定感を上げてくれます。
ぜひ、勉強前の自分への問いかけを忘れずに。
何のためにやるの? ですよ!
芋づる式に記憶を肉付ける
人間の脳は新しいことを嫌います。 知識も全く新しい情報を入れようとしても入らないものです。
そこで、既に知っている情報に肉付けしてあげると覚えやすくなります。
つまり、これから勉強しようとすることについて既に知っている情報を書き出すのです。
例え事前に書き出した情報が間違っていたとしても勉強しているときに気付きや繋がりが見えてきます。
勉強前の準備として、 何のためにやるのか、それについて現段階でどこまで知っているか を考えてから取り掛かりましょう。
感情を揺さぶれ
みなさんもこんな経験があると思います。
好きなことなら1回で覚えられるのに、学校の授業では何度やっても覚えられない…。
これは心の問題であり、脳の問題でもあります。
簡単に説明すると、わくわくやドキドキは脳の記憶を司る海馬というところを活発にさせます。
だから、記憶に残りやすいんです。
本書の説明で面白いと思ったのは、このわくわくは何もこれからやる勉強に対してのものでなくていいということ。
例として謎解きが挙げられていました。 勉強前にアハ体験的な体験をするといいのです。
ちなみに、お笑いを見たり、猫ちゃんの動画を見るのもOKです。
しかし、ついつい見入っちゃうかもしれないので、ちゃんと時間を決めてからにしてくださいね(笑)
音楽は聴くべきか、聴かぬべきか
結論から言ってしまうと、 勉強前は好きな音楽を聴き、勉強中は無音がいいです。
それでも無音が辛い場合は、 自然の音 ↓ クラシック ↓ 歌詞のない曲 と、この順番で対策を立ててみると効率が下がりにくいです。
人間の脳内での処理的に、聴覚から入ってくる音楽が邪魔をして本来覚えたい勉強の視覚情報や触覚情報、イメージなどが処理されにくくなってしまいます。
勉強前は、何のためにやるのか、今知っていることは何かを考え、好きなこと、好きな動画や音楽に触れて気持ちを高めたりリラックスしてから勉強に望み見ましょう。
学習教材を上手く使うには
学生の場合は特に、1つの授業に対して教科書、資料集、授業内プリントと、いくつものリソースがありました。 これらのリソースを戦略的に利用していくと勉強効率が上がります。
社会人であれば、参考書やインターネット、 上司や部下などもそれにあたります。
今、手元にあって使える媒体はいくつあるのか。 それらのリソースをどのように使い分けるか。
こう考えてあげることで、全体を俯瞰してみることができます。
例えば、授業内でのプリントにあるミニテストが試験にも出るから、プリントを軸にして説明ができるように教科書を読んでみる。次に、脳内でイメージして思い出せるように資料集を使って図で説明してみよう!
なんて感じで戦略的に使ってあげるだけで戦略的リソース利用法を使わない人よりも成績が上がるんだそうです。
社会人であれば、現在の状況を客観的に見てどのように動くかなんてメタ認知的な考え方ができると良さそうですね。
大自然に囲まれる
なんと、植物や緑を目にするだけで集中力が上がるという研究結果があるのです。
脳が休まり、集中しやすくなるんだそうです。
私事ですが、僕の勉強部屋も自然をモチーフにした緑溢れる構想にしてます。 たしかに、他の場所より段違いでリラックスしながら勉強ができます。
仲間やライバルを見つける
ピアプレッシャーというワードは聞いたことがない人もいるかもしれません。
同調圧力のことで、人は近くにいる人の影響をモロに受けてしまうんです。
そこで、同じ熱量で勉強する仲間やライバルを作ることで勉強に対する集中力が変わってきます。
実際、隣にデキる人がいると勝手に集中力が増し、デキない人がいると自分もデキなくなってしまうという研究もあります。
集中力は伝染します。ぜひ、いい仲間を見つけましょう。
復習しましょう。
勉強前にやるべき準備は
何のためにやるのか確認し、 現段階でどこまで知っていて、 リラックスして気持ちを高めつつ、 どうやって勉強するのかを決め、 緑に触れ、 デキる仲間と進める
こんなところですね。
さて、ここまで解説を見てくれているなら、ぜひこの本を買って欲しいところですが、自分のアウトプットのためにまだまだ解説していきます。
勉強後にすべきこと
ここでも5つのテクニックが紹介されていますが、こちらは省略させていただきます。
知識や情報の整理を脳は常に行っています。
勉強後は脳内に定着させるため、余計な情報や処理を脳に送らないようにする必要があります。
余計な情報を遮断し、脳の記憶を司る部位、海馬に働いてもらうのが一番です。
そこで、勉強後にすべきこととして
睡眠、なにもしない、運動
の3つが挙げられています。
睡眠のメカニズムはだんだん有名になって生きていると思います。
寝ている間に情報の整理や記憶の定着をしてくれるのです。 逆に言うと寝る前の勉強は覚えやすいのです。
次に、なにもしないをすること。 瞑想と言った方がきれいかもしれません。 いわゆる雑念による情報の介入を妨げます。
目を閉じ、呼吸に集中してみてください。 瞑想法については過去の記事で詳しく説明しているので、参考にしていただければと思います。
注意すべきなのは運動についてですが、勉強後4時間ほど開けてからの運動が効果的なようです。 勉強後に時間がある場合はオススメです。
頑張ったからってすぐにスマホを見ちゃうのはよくなかったのですね。
復習です。 勉強した後は、
なにもしない。
プラスα -究極の勉強効率上げ-
本ではハイレベルの結果を叩き出す「上級者」のやり方と題されていましたが、 個人的に一番おススメの章でした。
- ひとりごと学習
- 話しかけるつもり音読
- マルチモーダル学習
- ジェスチャー法
- 勉強中にも運動をする
- 苦手意識を消す
- オーバーラーニング
勉強中に一人で実況をしたり、解説したり、ツッコミを入れたり、、、 ちょっと面白い勉強法です。
実際、僕も中学生のころからやっている勉強法で、ツッコミを入れれば入れるほど覚えます。
しかし、人に言ったり見られたりしたら変な目で見られるので気を付けましょう。笑
マルチモーダル学習というのは5感すべてを使っていくようなイメージでいいと思います。
覚えたいことを あらゆる感覚器官で刺激してみてください。
大きいモーションのジェスチャーや口に出して耳で聞き、目で見て触って脳内イメージで、、、
その学習内容になりきってしまうのも効果的です。
国語系なら登場人物になりきります。
栄養学を学ぶときは体内をイメージしたり、細胞を擬人化したりします。
はたらく細胞ってアニメが分かりやすいですよ(笑)
勉強中は血流が良い方が脳が動いてくれるので、ずっと同じ姿勢で座らない方がいいです。
例えば、立ち上がりながらやるとか、スクワットしながら勉強するとか、体幹トレーニングをやってみるのも、歩いてみるのもいいでしょう。
苦手意識は学習成果を低下させます。 小さな成功体験を思い出すことで避けられます。
最後に、1度に知識を入れすぎるのもパンクしてしまいます。
もう少しだけやる!って思ったときは、追加で予習するのではなく、復習をすることで今までの情報を覚えているか思い出してあげると効果的です。 2度、3度思い出す作業をしていると、新たな気付きが生まれることもあります!
あなたの勉強スタイルは変えられそうですか?
総復習の前に、地頭を鍛える方法もまとめておきます。
デキるための脳に作り変える
そもそもの集中力や学習能力の底上げが可能になるワーキングメモリについてです。
ワーキングメモリとはPCでいうCPUのようなもので、この性質のよってデキるかデキないか性質が決まるといっても過言ではないのです。
そして、このワーキングメモリは鍛えることができます。
本書では5つの方法を挙げています。
- 運動
- テレビゲーム
- 楽器
- 筆記開示
- DNB
要は手足を使い、考えるという行為をすればいいのです。
雑念が邪魔をするので、マインドフルネス瞑想をするのもおすすめです。
ちなみに、ボルダリングは登る前に空間や自分を俯瞰して考え、記憶し、実際に手と足を使って感覚を研ぎ澄まして登るスポーツなので非常に優れていると思います。
DNBというのはDaiGoさんと弟さんで作っているゲームアプリです。
僕もかなりやり込みましたが、実際相当集中力があがります。 時間があるときにできるのでぜひやってみてください。
ちなみに、ゲームというのは全てがいいわけではありません。
予測したり考えたりと、複雑な思考をし指先を動かすのがベターです。
これらはコツコツと継続すべき話なので、頭の片隅に置いてくれたらいいかと思います。
復習
さて、ここまで長々と書いてきました。
覚えていますか?
アクティブラーニングについて2種類。
想起と言語化です。
内容は思い出せますか?
今やってるのが想起です。
思い出せたらコメントでお待ちしています。
これは言語化ですね。
勉強前は計画とリラックスを。
勉強中はよく動きよく話オーバーアクションで誰かのために。
勉強後はなんもしない。
僕は勉強したことを親しい人に話すことで自分が分かっていない点や説明しにくかった点、整理できてなかった点を修正しながら覚えています。
このブログも同様、アウトプットって大事ですね。
さぁ、みなさんも勉強したことをぜひぜひ僕に教えてください!
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。