すべての社会人が実行すべき内容ばかり!|入社一年目の教科書

今回は僕が新卒で入社する直前に読んだ入社一年目の教科書の復習をしていきます。
現在、僕は社会人3年目、エンジニアとして2年半ほどの経験を積み、社内教育として新たなエンジニアを育てています。

そこで、技術はもちろんのこと、エンジニアとして未経験者が成長していくために
どのような動きが求められているのか。
再度確認する時間があり、この本の内容を思い出しました。

新たなスタートを切る方、または教える立場になる方、
そして、仕事をするすべての人に言える大事な心得がまとまった本になります。

3つの原則

社会人1年目の教科書で紹介されている内容は以下の3つの原則に基づいています。

  1. 頼まれたことは必ずやりきる
  2. 50点でいいから早く出す
  3. つならない仕事はない

1つ1つの細かなポイントも元を辿るとこの3つに戻ってくるので、
忘れないようにしておきましょう。

本書ではそれぞれの項目についてこう書かれています。

頼まれたことは必ずやりきる

仕事をするということにおいて、大事なこと。

それは信頼です。

信頼というのはコツコツと積み重ねて厚くするもので、
一気に構築することはなかなかできないでしょう。

しかし、一方で信頼を失うのは一瞬です。
残念なことにマイナスのチャンスは常に転がっています。

では、その中で信頼を積み重ねていくためにはどうしたらいいのでしょうか。

答えは簡単です。

頼まれたことは必ずやりきる。

仕事の報酬は仕事なのです。

「あの人は必ず約束を守ってくれる」
「あの人に任せたら大丈夫」

こう思ってもらえるように動くことで、
新しい仕事がもらえます。

信頼を積み重ねることにより、
よりよい仕事ができるようになります。

あなたにしかできない価値を見出し、
替えのきかない人材になりましょう。

50点でいいから早く出す

これを読んでいるみなさんは現在、どれほど仕事ができるのでしょうか?

もし、業界未経験者でこれから入社される方の場合、
あなたは一人でどれほどの質を生み出せますか?

この50点でいいから早く出すという原則は
特に初心者向けの原則になります。

実務経験が浅いうちは、勝手や雰囲気をすべて読み取ることは難しいでしょう。

「何がわからないのかわからない」

こんな状況に陥る方も中にはいるのではないでしょうか。

そんな中、与えられたタスクをこなしていかなくてはならないのが社会人です。
それが仕事というものです。

しかし、あなたには実力はありません。

スキルが低い人が1ヶ月かけて最後まで1人で仕上げた仕事と、
スキルが低い人が1週間かけて途中まで仕上げた仕事。

実は対して差はありません。

「50%でもいいから早く出す。」

これが意味するのはフィードバックをたくさんもらうことです。

フィードバックによりアウトプットの質が上がります。
デキる人から教わると効率が高いのは誰でも分かりますよね?
技を盗む。真似る。これが成長には効果的なのです。

短い時間で仕上げることができないとしても、
できるところまで素早く仕上げ、分からないこと、
躓いてしまったところを整理してから
上司や先輩の力を借りに行きましょう。

多くの人の力を借りながら成果を出すのです。
積極的なコミュニケーションや良質な質問は好感や信頼を生み出します。

50点で提出するのは中間点です。
そこでフィードバックをもらい、さらに磨き上げることにより
質の高い成果を生み出しましょう。

認識の違いや方向性の修正など、
小回りも効くようになります。

つまり「報・連・相」ですね。

つまらない仕事はない

どんなに地道な作業であっても、つまらない仕事はありません。
本書ではこう言い切っています。

では、どうしたらつまらなくなくなるのでしょうか。

同じ作業でも得られる効果は変わります。

あなたは目の前のタスクに意味付けを行っていますか?

そのタスクは何のために行うのでしょうか?
ただ、与えられた仕事をこなして終わりにしていませんか?

本書では自分なりの価値をつけることを紹介しています。

目の前の仕事に対して、
どうしてそれをやるのか?
なぜそれをやるのか?
その背景を理解し、1つ、気を遣ってみてください。

これにより、あなたにしかできない付加価値を見出すことができるのです。

目的や意味を問いただし、創意工夫する。

本当に簡単なことでもいいのです。
明るい、元気、挨拶ができる。

これも大きな価値になります。

そして、その1つ1つが信頼へと繋がり、
良質なフィードバックに繋がり、
楽しい仕事に繋がります。

具体的なアクション

入社1年目の教科書にはこれまでの3つの原則以外に
細かなアクションが例として上げられています。

その中で、いくつかピックアップしますので、
あなたにできそうなものから1つずつチャレンジしてみてください。

何があっても遅刻はするな

当たり前の話ですが、信頼度を失わないための1つです。

電車が止まったりも例外ではありません。
何があっても遅刻しない。

信頼度を失いません。

メールは24時間以内に返信せよ

こちらも信頼度に関係します。

これを読んでくださる方は僕と同じIT業界の方が多いでしょうか?

メールでもチャットでも連絡はすべて早いに越したことはありません。
一方で、作業を滞らせぬようにする工夫も必要だとは思いますが、
連絡は早いほうが信頼度が高まります。

コミュニケーションはメール「and」電話

文章ベースだと、相手の表情や自分の表情を確認し合うことができません。
認識の違いや雰囲気を読み取ったり伝えるなら、
メールやチャットよりも電話。
電話よりもビデオチャット、
何より、直接会って話すのがベターです。

ミスをしたら再発防止策を考える

同じミスを何度もするようでは信頼が失われます。
逆に、ミスを成長のチャンスとして使える方は
信頼度が上がります。
フィードバックをもらうチャンスでもありますね。

「あえて言わせてください」で意見を言え

あなたにしかできない意見をしましょう。
前提知識がないからこそ思い浮かぶアイディアもあるかもしれません。
そんなとき、「敢えて言わせてください」と置くことで、
ワンクッションはさまり、意見が言いやすくなります。
発言はアウトプットであり、フィードバックがもらえます。
積極的な意見は信頼にも繋がるでしょう。

仕事の効率は最後の5分で決まる

まとめや繰り返すことは非常に大事になります。
認識の違いがないかの確認や、
自分がやるべきことの整理にもなり、
復習をすることで記憶の定着も促します。

「何のために」で世界が変わる

目の前だけでなく全体像を見て繋げよ

目的や目標、その背景などを考えることで
求められた行動をすることができます。
また、客観視をすることで冷静な判断も可能になります。

一歩先を予測して動きましょう。

悩みは関係ない人に相談

実は悩みは同業種の方に相談するよりも
全く関係ない人に相談した方が思わぬ解決策が見つかります。

変な先入観がない関係のない人に相談しましょう。

ビジネスマンはアスリート

社会人というのは、その道のプロであるということです。
スポーツ選手だけがやるべきなのではありません。

スキル×コンディション

仕事をするのであればプロ意識をもち、
スキルとコンディションを整えておくことが大事です。

まとめ

3つの原則

  • 頼まれたことは必ずやりきる
  • 50点でいいから早く出す
  • つならない仕事はない

仕事において、ただタスクを終えることは怠惰にすら当たるのではないかと思います。笑

たくさん考えて、信頼・成長・やりがいに繋げられるよう
これらを意識していきましょう。

以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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